カテゴリー: カレー&スープ

田舎では、自分で筍を採って来て調理する家庭的な料理。味付けはとてもシンプルなだけに、素材の新鮮さが勝負になってくる。煮込めば煮込むほど、筍の甘味と旨みがスープに出てくるので、じっくりと調理したい。この時の重要なポイントは、沸騰したお湯に筍を入れるか、水から茹でるかどちらかにすること。中途半端な温度で煮ると美味しく仕上がらない。
【豆知識】

ノーマイといっても、ノーマイ・ボン、ノーマイ・サーン、ノーマイ・ライなど種類は豊富。ずっしりと立派なものから可愛らしいものまで大きさもいろいろだ。
市場では生のものと茹でたものが売られているが、後者はナムプリック(野菜ディップ)につけて食べたり、ヤム(和え物)にしたりする。生のものは、ゲーン(スープ)でじっくりと煮込んで旨みを出すのに適している。 日本の筍と違い、灰汁が少ないので糠と煮る必要もなく、そのまますぐ使えるので、気軽に食卓に取り入れたい